要約筆記とは、中途失聴・難聴者の聞こえの情報保障手段で通訳の1つです。

話されている内容を要約し、文字にして伝えるものです。パソコンと手書きの方法があります。

 ←手書きの要約筆記をしているところ

 ←パソコン要約筆記をしているところ

身体障害者手帳をお持ちの方は、お住まいの各市町村障がい福祉課窓口に要約筆記者の派遣依頼をすることができます。日常生活や社会でのコミュニケーションに困る場合は、依頼しましょう。

「意思疎通支援者派遣申請書」があり、無料で派遣依頼できます。身体障害者手帳をお持ちではない方もお困りのことは、まずお住まいの障がい福祉課にご相談してみてください。

 

[主な派遣先]

◆企業・各種団体で聞こえにくい方が参加する場合

例: 社内会議・社内研修・講演会やセミナー・学習会・グループディスカッション・新入社員ガイダンスなどの説明会 

 

◆個人利用(中途失聴、難聴者個人で利用したい場合)

例: 病院受診・健康診断・健康管理指導の説明などにつけたい。

こどもの教育の場(保護者会、PTA、講演会、個人面談、授業参観など)に必要。

家やマンションなどの集会、総会につけたい。

就職活動や各種手続きに必要。

不動産関係の話し合い(下見、リフォームの相談など)などに必要。

冠婚葬祭(自分の結婚式、こどもの結婚式、親族等の葬式につけたい。

 

神奈川県登録要約筆記者とは、

神奈川県域(政令市・中核市を除く)の厚生労働省要約筆記者養成カリキュラムに準じて、手書き要約筆記者、パソコン要約筆記者を養成講習会に通い、要約筆記者認定試験に合格した方々(手書き・パソコン)が県及びお住まいの市町村に要約筆記者として登録し、活動しています。

※横浜市、川崎市、相模原市にもたくさんの登録要約筆記者がいます。各市障がい福祉課にお問い合わせください。