難聴とは、音が全く聞こえていない、音が聞き取りにくい状態のことです。原因はいろいろで、生まれつき聞こえない方や大人になってから聞こえなくなった方、加齢により聞こえにくくなった方などいらっしゃいます。「音が聞こえない」ということは、気づいていないので、本人ももしかしたら気づかずに日常生活を過ごしているかもしれません。また、難聴は「見てわからない障害」のため、一見聴覚に障害があるとは気づいてもらえずその場を過ごしていることがあります。また会話をしていても、聞こえているようで、言葉がはっきりと聞き取れていないので、なんと言ったのかわからないといった場面を過ごしてしまいます。
音が聞こえていないので、気づかないことが多いため、周りの人に言われて初めて「その場にいたのに、自分は聞こえていなかったのか?」とか「そんな説明があったなんて知らなかった」ということに意識するようになります。
自分の耳は、どの程度聞こえていないのだろうか?と気になったときは、
1.かかりつけの耳鼻咽喉科をまず受診してみてください。
耳の中の耳垢や鼓膜の状態を先生に診てもらいましょう。
必要であれば、聴力検査を受けることもできます。
2.補聴器専門医の耳鼻咽喉科があります。
補聴器相談医とは、日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医の中で、福祉医療・成人老年委員会が作成した講習カリキュラムのすべてを履修し、認定された者です。補聴器相談医制度は、難聴者がそのコミュニケーション障害に有効な補聴器を適正に選択して使用できるように対応することを目的としています。現在4,000名以上の耳鼻咽喉科専門医が認定されています。医療機関の参考にしてください。
3.神奈川県聴覚障害者福祉センターで相談・支援を受けることができます。
中途失聴者・難聴者のいろいろな相談に応じています。相談は無料です。予約制ですので、必ず事前に電話・FAX・メール等でご連絡ください。
神奈川県藤沢市藤沢933番地の2
電話:0466-27-1911
FAX:0466-27-1225
メール: soudan@kanagawa-wad.jp (相談・指導・聴力検査補聴器調整担当)